インタビュー特集

リアリティある会話劇が持ち味の「劇団立命芸術劇場」 メンバーのこだわりを集めて作品を作る。

「学生の街」京都には多くの学生演劇サークルや劇団が存在し、個性が光る舞台表現に取り組んでいます。京都を代表するサブカルチャーである学生演劇の世界と、そこで活躍する学生たちにスポットを当て、知られざる学生演劇の魅力に迫る「学生演劇応援団」のインタビュー特集。今回は、立命館大学を拠点に活動する劇団立命芸術劇場(通称:リツゲイ)を取材しました。山岸舞さん、すがたともよさん、真鍋秀平さん、綴喜ふたばさん、久保田千熙さんにお話を伺いました。

2023年度卒業公演『喫茶店戦争』より 

──はじめに、みなさんが演劇を始めたきっかけと、劇団での主な活動を教えてください。

山岸:私は人前に出て話すのが苦手で、「舞台に立ったら変わるかな」と思い、大学から演劇を始めました。入団後に一度、役者として参加したこともあったのですが、やっぱり本当に苦手で、その後は裏方にまわりました。今は照明担当として、公演に参加することが多いです。

すがた:私も山岸くんとほぼ同じ理由です(笑)。 高校の時、人前で話すのがとにかく苦手で、克服したいと思って演劇を始めました。私も入団してからは裏方の楽しみがわかるようになり、宣伝美術などを主に担当しています。

真鍋:私は大学入学当初、ダンスのサークルに入りたかったのですが、コロナの影響でサークル活動が制限されていて、どのサークルも積極的に新歓活動を行っていませんでした。そんな中で、新歓活動が開かれていたのがリツゲイでした。役者にも興味があったこと、先輩の人柄の良さを感じたことから、入団を決めました。今は役者として舞台に出演することが多いです。

綴喜:私は現在4回生で、3回生のときに入団しました。演劇は高校の時からやっています。私が3回生の時期に、コロナの制限が緩和され、リツゲイでも有観客の公演がはじまったのをきっかけに、入団を決めました。役者、宣伝美術、演出などを担当しています。

久保田:私は高校の時から演劇に興味があったのですが、通っていた高校には演劇部がありませんでした。「大学に入ったら始めたい!」と思っていたので、サークルの一覧が掲載されたパンフレットでリツゲイを見つけて、すぐに入団を決めました。今は役者や、劇団の情報宣伝を主に担当しています。

2022年度卒団公演『ロボット刑事』より

──皆さん、きっかけがそれぞれですね!そんな皆さんが所属する、劇団立命館芸術劇場の作品の特徴はどんなところでしょうか。

綴喜:「リアリティのある会話劇」が得意な劇団だと思います。特に、舞台美術のクオリティの高さは自慢ですね。

久保田:私も、先輩たちの公演の舞台美術を見たときには圧倒されました。それが決め手になって入団する新入生も多いです。

山岸:例えば、過去公演の『ダイイング・レッスン』では、廃屋をイメージした舞台を作りました。舞台の後ろに開閉できる扉があったら面白いのでは?というアイデアが出て、試行錯誤しながら、形にしていきました。すごく苦労しましたが、その分、完成した時には達成感もありましたね。

2023年度新歓公演『ダイイング・レッスン』より

真鍋:最初は役者志望の人も、やっていくうちにスタッフの楽しさがわかってくることが多いです。段々と自分なりの「こだわり」ができてきて、それぞれのこだわりが集まることで、作品のクオリティにつながっていると思います。

──全員のこだわりが集まって完成する作品、とても素敵です。毎回、脚本はどのように選んでいるのでしょうか。

すがた:劇団員が書いたオリジナルの脚本を使用することもあれば、インターネットに公開されているプロの既成脚本を使用することもあります。

山岸:脚本を決める際には、やりたい脚本がある人が、コンセプトを他の劇団員にプレゼンします。その人ごとにやりたいことや、作品を通じて伝えたい「思い」が異なるので、毎回バラエティ豊かな作品が生まれます。

久保田:最近、既成脚本の方が多い気がするので、そろそろオリジナル脚本もやりたいですね。

綴喜:「やりたい」じゃなくて「やる」んだよ!

久保田:やります…(笑)。

2023年度卒業公演『喫茶店戦争』より

──お話していて、みなさんの仲の良さがすごく伝わってきます。特に1〜2回生のみなさんは、今後の立命館芸術劇場をどうしていきたいですか。

山岸:新しいメンバーにどんどん入ってきてほしいと思っています。団員はいつでも募集していて、3回生からでも大丈夫です。入団希望者はお気軽にご連絡ください!

久保田:広報に力を入れていきたいです。動員数を増やして、もっと多くの人たちに作品を見てもらいたいと思っています。SNSでの発信に力を入れているので、まずはぜひSNSをフォローしてください!

──お話ありがとうございました!今後の活動がとても楽しみです!

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